エコキュートの原理からすると、寒冷地において十分に対応できるのか心配なところです。
ただ、エコキュートの中でも「寒冷地向け」のものを選べば、マイナス20℃くらいまでは問題なく使用できる製品も出てきています。
寒冷地向けのエコキュートは、開発時に実際に寒冷地でエコキュートを設置して試験も行っていますので、条件に合えば安心して設置が可能です。
エコキュートではなく、東芝の「ほっとパワーエコ」であれば、ヒーター内蔵のハイブリッド寒冷地仕様という製品があります。
「ほっとパワーエコ」は、エコキュートと同じヒートポンプ給湯器ですが、冷媒は、エコキュートと違い、エアコンと同じR410Aという冷媒を使用しています。
エアコンと同じ技術を使っているため、故障時の対応がエコキュートより容易という利点があります。
また、タンク容量も560リットルが選べるため、余裕を持ったタンクが選択可能となります。
ただし、この東芝の「ほっとパワーエコ」は、エコキュートより運転音が大きいのと、エコキュートの補助金制度が使えないという2つの大きなデメリットがありますので、購入前にはよく検討する必要があります。